エボラ出血熱がにわかに話題になっている。
今回の
感染の原因 : ヒトへの感染の発端が、アフリカでは熱帯雨林の中で発見された、感染して発症または死亡した野生動物(チンパンジー、ゴリラ、オオコウモリ、サル、レイヨウ、ヤマアラシなど)をヒトが触れたことによる。
今回の感染源 :
2014年3月にギニアで集団発生から始まったことがきっかけ。
そこから、
西アフリカ諸国に広まり、看病にあたった医師他を通じ、感染が世界中で広まりつつある。
西アフリカ・リベリアの保健省は19日、開発段階にあるエボラ出血熱の治療薬を投与された同国の医療従事者3人が回復に向かっていると発表。
( Newsweek :
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2014/08/132590.php )
(CNN、
http://www.cnn.co.jp/world/35051641-2.html)
世界保健機関(WHO)によると、7月に感染者の男性の治療に当たった医療従事者や同病院の患者12人の感染者以外の感染者は、現地点で見つかっていない。また回復に向かっている。
ただここで
注意したいのは、
現在確認されている以外で、感染者と何らかの接触をした人は他に本当にいないのだろうか?
エボラ熱の感染は、
血液や体液によって感染するので、感染者が
何らかの関係で血液や特に体液をうつす行為(性行為等)などを行っていた場合、
エイズのように他に感染者がでてくるのではないだろうか?・・・
潜伏期間は約3週間といわれている。
またアフリカから日本までの直行便はないが、
アフリカ→ヨーロッパ→日本経由で日本に帰国・入国する人が感染している可能性もある。
ちょうど夏休みで、バカンス帰りの多い時期でもある。
まだ日本には感染者は発表されていないが、予防するに越したことはない。
簡単に、国立感染症研究所から発表されている 「エボラ熱」 について載せておこうと思う。
特に、薬はないので、予防する方法を実践しておいたほうが身のためだと思う。
(ただ、現在、感染者にはアメリカの企業がエボラ出血熱の治療薬として開発している未承認の薬「ZMapp」を使用している。)
エボラ熱とは :
国立感染症研究所によると、エボラウイルスによる急性熱性疾患。
ウイルス性出血熱(Viral Hemorrhagic Fever:VHF)の一疾患である。
本疾患が必ずしも出血症状を伴うわけではない。
感染の仕方:
感染したヒトまたは動物の
血液や体液臓器、その他の体液に、創傷のある皮膚や粘膜を介して直接的接触することにより、またはそのような体液で汚染された環境への間接的接触で、ヒトからヒトへ感染が拡大し、
多数の死者を出す流行を起こす。
エボラ出血熱の
潜伏期間は最長3週間。
予防 :
流行地では患者(感染者)の体液(排泄物を含む)や、患者が触れた可能性のある物品に触れないようにし、
十分な手洗いを実践することが重要。
ただ、現時点で承認された
ワクチンや治療薬はない。
空気感染はない。
(参考: 国立感染症研究所 ウイルス第一部/感染症疫学センター
http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/a/vhf/ebora/392-encyclopedia/342-ebora-intro.html )